前回登山宣言をしておきながら、未だ山に訪れていない。 そんなことを言うほど僕は忙しくは――ない。 あれから天理にある竜王山と六甲山に登って来ました。 どちらも炎天下の夏山。たいへんシンドカッタ!! さて、今回は記憶も新しい六甲山の方の感想など。 日程は...続きを読む »
書を捨て、山へゆこう
長く、ひどく長い6月がようやく終わった。 一体誰だ? ジューン・ブライドなんて流行らせたのは。 週末はブライダル撮影。平日は夏休み前の幼稚園撮影ラッシュでひどく忙しかった。 式場は雨が降ったり晴れたりで、露出がすぐに崩れるし、 幼稚園は幼稚園で各種イベントで手痛い目...続きを読む »
ポートレイト写真展Ⅱ at メリケン画廊
久々のBlog更新です。 近況報告的な、幾つかの事柄が頭に浮かんだり消えたりしているのですが、 とりあえずは告知関連だけ。 6月17日(日)まで、神戸にあります「メリケン画廊」の公募展、 『ポートレイト写真展Ⅱ』に参加しています。 最終日は17時からギャラリー・...続きを読む »
《連載》喫茶偏愛記♯04 カフェ・ミケランジェロ
『最後の恋が終わる時』 樹齢300年のケヤキの木漏れ日は、ただひたすらに優しかった。季節が良かったのかも知れない、と僕は思った。今は6月の終わり。梅雨のじめじめとした湿気がいつのまにか蒸発し、すぐ側に夏の香りを感じることが出来る。 ここは代官山、カフェ・...続きを読む »
《連載》喫茶偏愛記♯03(番外編) ジャズ喫茶シアンクレール(Champ Clair)
『Silence is Golden』 ――沈黙とは話さないこと、歌わないこと 「生きている。恋をする。文句あっか?」 一体、誰のセリフだっけ? ああ、『GO』の窪塚だっけ……。 生きること、生かされていることを考えた時、この言葉が僕の中で蠢いている。僕...続きを読む »
《連載》喫茶偏愛記♯02 名曲喫茶ライオン
『ある閉鎖的世界の中で、彼女の為に出来ること』 離れ離れになった恋人のことを、これほどまでに強く想うことになったのは多分、手紙によるところが大きいと思う。ロマンティックな言葉は時に、その人の心を強く捉えて放さない。 ――私、毎晩月を見てるよ もし、悲しいこと...続きを読む »
【告知】電子書籍版『幾つかの小綺麗なレストラン』発売
2011年11月03日に発行した短編集『幾つかの小綺麗なレストラン』 の電子書籍版が完成しましたのでその告知をさせて頂きます。 この作品は初の短編集となっており、 第十三回文学フリマにて販売させて頂いたものです。 イベントの他、SNSから通信販売にて何部か購入して頂いた...続きを読む »
《連載》喫茶偏愛記♯01 神保町ラドリオ
『偽りの街、物思いに耽りて』 本当に、君との生活の全てが、まるで夢のように鮮やかに思い出され、僕は時々、これからの日々をどのように過ごしていくべきか、皆目検討がつかなくなるのです。 日付けが分からない。やるべきことが分からない。くだらない考えしか浮かばない。何も手につか...続きを読む »
コラム? 随筆? 短編集? 『(仮)喫茶偏愛記』告知
随分と以前から東京の古風な純喫茶に関するコラム的な〝何か〟を書いてみたかったのですが、 生憎とその機会も得られないまま東京をしばらく離れることになり、 ああ――もういっそのこと勝手にやってしまえ、という安直な思いつきの企画です。 メフィスト賞が落選し、太宰治賞の応募が完了...続きを読む »
その、何でもない風景を……
シャッターまでも閉じきった、暖房をガンガンに効かせた部屋などで、毛布にくるまりながら、 濃いアールグレイのミルクティを頂きつつ原稿を書いていると、厭でも体調が悪くなります。 僕の部屋にはカーテンがない変わりに、大きな窓全てにシャターがあります。 昼夜を問わず締め切っている僕...続きを読む »