延藤 詩喜 23:28 0 コメント 《連載》喫茶偏愛記♯04 カフェ・ミケランジェロ 『最後の恋が終わる時』 樹齢300年のケヤキの木漏れ日は、ただひたすらに優しかった。季節が良かったのかも知れない、と僕は思った。今は6月の終わり。梅雨のじめじめとした湿気がいつのまにか蒸発し、すぐ側に夏の香りを感じることが出来る。 ここは代官山、カフェ・...続きを読む »
延藤 詩喜 0:10 0 コメント 《連載》喫茶偏愛記♯03(番外編) ジャズ喫茶シアンクレール(Champ Clair) 『Silence is Golden』 ――沈黙とは話さないこと、歌わないこと 「生きている。恋をする。文句あっか?」 一体、誰のセリフだっけ? ああ、『GO』の窪塚だっけ……。 生きること、生かされていることを考えた時、この言葉が僕の中で蠢いている。僕...続きを読む »
延藤 詩喜 21:10 0 コメント 《連載》喫茶偏愛記♯02 名曲喫茶ライオン 『ある閉鎖的世界の中で、彼女の為に出来ること』 離れ離れになった恋人のことを、これほどまでに強く想うことになったのは多分、手紙によるところが大きいと思う。ロマンティックな言葉は時に、その人の心を強く捉えて放さない。 ――私、毎晩月を見てるよ もし、悲しいこと...続きを読む »
延藤 詩喜 23:43 0 コメント 火曜日を歩く 大阪に帰って来てからというもの、火曜日は毎度歩いている気がする。 ぶらぶら、ぶらぶら、ぶらぶら……。 チンチン電車に揺られたり、適当な路地をひたすら奥の方へと歩いたり。 個人的には優雅な趣味だと思っている。定職につけていないだけで。 もっとも火曜日だけでなく、就職面接がな...続きを読む »
延藤 詩喜 17:49 0 コメント 【告知】電子書籍版『幾つかの小綺麗なレストラン』発売 2011年11月03日に発行した短編集『幾つかの小綺麗なレストラン』 の電子書籍版が完成しましたのでその告知をさせて頂きます。 この作品は初の短編集となっており、 第十三回文学フリマにて販売させて頂いたものです。 イベントの他、SNSから通信販売にて何部か購入して頂いた...続きを読む »
延藤 詩喜 13:17 0 コメント 《連載》喫茶偏愛記♯01 神保町ラドリオ 『偽りの街、物思いに耽りて』 本当に、君との生活の全てが、まるで夢のように鮮やかに思い出され、僕は時々、これからの日々をどのように過ごしていくべきか、皆目検討がつかなくなるのです。 日付けが分からない。やるべきことが分からない。くだらない考えしか浮かばない。何も手につか...続きを読む »
延藤 詩喜 5:30 0 コメント 都内、腰痛散歩紀行 あらゆる出来事は突然に訪れる。 僕が今抱えているやっかいな腰痛もそのひとつ。 ひどく滑稽で、恥ずかしいことだけれど、 つい先日、僕は身体のストレッチをして股関節の筋を痛めるという出来事を体験した。 随分と昔から恐ろしいまでの猫背、身体のあらゆる部分の凝りと堅さを指摘され...続きを読む »