2012年1月28日土曜日

都内、腰痛散歩紀行

あらゆる出来事は突然に訪れる。
僕が今抱えているやっかいな腰痛もそのひとつ。

ひどく滑稽で、恥ずかしいことだけれど、
つい先日、僕は身体のストレッチをして股関節の筋を痛めるという出来事を体験した。
随分と昔から恐ろしいまでの猫背、身体のあらゆる部分の凝りと堅さを指摘されていたけれど、
まさかストレッチで身体を痛めることになろうとは、僕とて考えていなかった。
24歳――身も心も、いつしかおっさんになりつつある、ということなのかもしれない。

そんな訳で筋を治そうと街の整体に通うことになったのだが、
これまた酷い話ではあるが、治療ミスで今度は腰を痛めてしまう。
どうも猫背な身体を無理矢理正常な背骨に治したことが原因であるらしいのだが、
腰骨か鎖骨かが神経に当たり、ひどく痛い。
ストレッチで筋を痛め、整体で腰を痛める。
本当に、普段の行いの悪さが祟った結果である。
現在通院して2週間目に差し掛かったあたりだが、
変な状態で筋肉が固まるといけない為、極力座ることをせず、立ったままで生活をして下さいとのこと。
そんな訳で僕は、この2週間あまり、原稿も一切書かず、ただひたすらにお散歩に費やした。
折角なのでポッケにカメラを仕込ませて……。

随分と早い段階からマニュアルカメラ、OLYMPUSのOM-1というのを父に貰い、
ずっと使用していたにも関わらず、殆どカメラに関する知識なり力量のない僕は、
適当な露出と曖昧な絞りでポチポチと気楽にシャッターを押してまわる。
今使っているPENTAX Qは、デジタルフィルターが豊富に用意されており、
幾つかのフィルターを組み合わせて撮影すると適当に撮っても奇妙な写真に仕上がる。
その場、その場で確認して、「ああ、不気味だなぁ」と、平和に散歩していると、
こんな風にぼんやりと散歩するのって、凄く久し振りだなぁと感じてしまう。
何も考えず、やや腰を庇いつつのんびり散歩。
こういう時間を一週間の内に1回でも取れれば、随分穏やかな気持ちになりそうである。

以下――奇妙写真




















こうして見ると、殆ど人が映っていないせいか、
生きた心地のしない街に見えてしまう。










編集後記

恥ずかしながら、今度は右膝を痛めております。
オンボロ車原則の如く、一カ所治すと別の処が痛みます。
今年はもう少し健康を意識しようと思います。

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